新卒一括採用 「集団の目的」
日本はおかしい気がする。
キーワードは「集団の目的」
まず新卒一括採用システムについて、学校と会社はあまりにも世界が違う。
学校で学ぶ知識は、今後の世の中、会社で活用できることがある。
しかし、社会人に必要な能力の大半は学校では学べない。
経済産業省が提唱する 社会人基礎力についてこれらをほとんど身につかないように思う。
身につかない理由は、社会の「集団の目的」を学生時代では身につけようにもないから。
「集団の目的」とは、企業に所属し、お金を稼ぐこと。
まずは会社に所属しお金を儲けるために、様々な年代の人たちや価値観が違う人と協力して結果を残すという異質な体験を学生時代までには身につけることができない。
学校は、授業賞を支払っているので、質問したら教えてくれるのが当たり前という環境に短くても15年、長くても25年は入り浸る。
今の社会は、教育体制が整っている大企業などを除いて、「見て仕事を覚えよ。」という寛容のノリが残っている。
そんな厳しい社会の荒波に、座学だけの学校教育では、身につけることができないように思う。
だからこそ、社会に急に参加したとき、そこの異質な感覚のちがいに混乱する。
そこについていけるごく一部の人間(社会の仕組みを知り、就活や経済活動の戦士思考の人など)を除けば、社会のルールがわからず苦労し始める。
ポテンシャルは大いにあるのに。
学校での「集団の目的」とは、おもしろいとか、おしゃれとか、イケメンとか、人脈があるとかとにかく個人の価値に置かれる。
学校でも何かしらアクティヴば面を評価したり、そこの部分を鍛える授業をした方が良いと感じる。